野ブタ。をプロデュース 第2話
※2005年に別のブログで書いたものを再掲しています。
制服に落書きされるという、普通だったら最悪のいじめを逆手に取ったプロデュースがおもしろかった。ホントに考え方次第で人や物の見方なんて180度変わるんだといういい例だな。
最初のオシャレ私服作戦もおもしろかったけど、そこで終わらなかったのが良かった。私服が不可になったら今度は落書き自体を流行らせちゃおうという作戦が皮肉で最高。みんな見事に踊らされてて笑った。
かわいい服を着たりセンスいい格好をしたら、どんな人でも魅力的に見えてしまうのは当たり前のこと。だけどそういう見た目の良さなんてのは一時的なもので、どんな格好してても笑える人は笑える。それは自分に自信があるからで、本当に魅力的だったり強い人というのはそういうことなんだろう。
あのアフリカの少年を見てそれに気がついた信子は、少しだけ変わったようだ。たぶんこうやって少しずつ信子は考え方を変えていくんだろうけど、彼女が変わっていく過程で修二のほうも何らか影響を受けていきそうな気がする。
しかし小ネタ多いなあ。ということで箇条書き。
- 髪かと思ったら海苔か!豆腐屋のおじさんが高橋克実というせいもあるけど、なんかこういうノリって「すいか」っぽいよー。ってシャレじゃありませんよ。
- ちょっとお父さん、マフィアのような格好で会社行くんですか!しかし洗濯物干してる姿が庶民的。
- 信子って人形持ち歩いてたの?顔そっくりでこわいよー。
- 「赤味噌?白味噌?青味噌?」って彰、味噌汁なんか作りそうもないでしょーに聞いてどうする。
- 人形の髪を切るとは考えたな。妙に今風の髪型になってしまった日本人形にウケた。
- 三者面談にあのスーツを着てきていいと言う修二はいい子なのかなんなのか。
- この高校の名前って「墨田川高校」だったのね。てことは、背景に映る川は荒川じゃなくて隅田川かな。
- ペンキは洗ったくらいじゃ落ちないねえ。
- 趣味の悪いおばちゃん服を着た修二と彰。彰は「こっちのほうがかわいくねぇ?」って言うけど・・・いやどっちもどうかと思う。
- 信子のひきつった笑い方って、うまいよなー。長い間心から笑えないとこういう表情になりそうでリアル。最後に笑う練習してたけど、うん、練習したほうがいいと思うよ。
- 「ペンキで小心者って書かれた背広で授業できる?」 ナイスフォローだ教頭先生!
- ゴーヨク堂で異様に高く積んである本!高い本ってこれか?と思ったらホントに高い!1億円って!
- そしてそれはゴーヨク堂主人が書いた本であることが判明!ペンネームはデルフィーユ・サクラダ。爆笑~。
- 坊主頭にもいろいろあるんですね~。 「おしゃれ坊主」「いなか坊主」「さわやか坊主」「コワ坊主」 なるほど勉強になります。
- 変身した信子が小さくガッツポーズしてくるりと回る姿がちょっぴり爽快。
- おしゃれ私服に沸き立つ生徒たちと、ひと回りして見せる信子がおもしろい。
- お笑いコンビ、ディスティニーの箱芸すごい!あれ本当にやってるよねえ。
- 自分で落書きしてすぐバレる女子たち。おしゃれな私服を着たい一心で、悪気はないのは分かるけど、教頭先生も言ってたように本当にいたずらされた人の気持ちを全く考えない浅はかさには腹が立つ。
- オチはやっぱり豆腐屋のおじさん。「お豆さん」って意外といかしてるかもー。
- と思ったけど、本当のオチはマフィアの格好で三者面談に来た修二の父と、同じ格好してた横山先生か!爆笑~!黒い手袋まで一緒だよ。
ところで制服に落書きしたのって誰だったんだろう。最初はバンドーたちだと思ったけど、最後に信子がいじめられているのを見て笑っている子が出てきたから、きっと真犯人はその人物だったんじゃないか。後ろ姿ではよく分からない。誰なんだ??
いじめられっこが人気者になる道のりは遠そうだなあ。