のだめカンタービレ #11

サントリーホールでの公演が素晴らしかった!あの豪華な大ホールで演奏するR☆Sオケがすごく絵になっていて、わくわくした。

千秋を演じる玉木宏は本当に上手くなったと思うけど、今回の演奏シーンで一番印象的だったのは三木清良役の水川あさみカルメンの、ヴァイオリンの弾きっぷりに感心してしまった。本当には弾いていないとしても、あの指の動きは実際に演じているわけだから、それは凄いんじゃないかと。1人だけ真っ赤なドレスを着ていたのも素敵だった。

しかし最大の見せ場はやはりベト7。演奏前に卒業式っぽいノリで感謝の言葉を述べ合ったり、演奏中に回想シーンがかぶるのはベタだったが、まあお約束ということで・・・。曲の後半はちゃんと聞かせモードになったし、例のパフォーマンスも入って、楽しかった!おバカなSオケのノリで彼らがパフォーマンスするなんて思ってもみなかったので、やられたよ。オーボエ吹きながら揺れる黒木くんの、なんて楽しそうなこと。千秋に合図を送る峰や真澄ちゃんその他の顔も笑えた。

演奏が終わって、素で泣いているとしか思えない玉木宏をはじめ役者陣の涙を見て、思わずホロリときてしまいましたよ。峰パパと一緒にブラボー!と叫びたい気分だった。

さて最終回でのもう1つの見せ場は、のだめを追いかけて行った千秋が後ろから抱きつくシーン。「キャー!」てな感じの唐突な抱きつき方(?)も良かったが、河川敷に居る2人を上から映したときの夕暮れの景色も良かった。

ここは原作でもかなり感動的に描かれているシーンだとは思うんだけど、こうやって映像で見せられるとさらに盛り上がるなあ。しかも原作以上にはっきりと「一緒にヨーロッパへ行こう。オレ様を二度もふったら許さねえ」と言ってしまう千秋が格好良くてねえ。いやはや、玉木宏を格好いいと思ったのはこのドラマが初めてだな。

でもこのシーンより、のだめの父と千秋が干潟で話すシーンのほうが実はグッときたのだけどね。娘を心配する父と、未来の息子(?)の図に。

それにしても、のだめ父は岩松了さんかよ!個人的にかなりツボだった〜。「千秋くん、ラーユーレディ?」が実写で見られて大変満足です。そして母・ヨーコは宮崎美子!これまたいいところ突いてくるなあ。イメージぴったり。弟も祖父母も全員登場して、とても気になっていたのだめ一家が見られたのは嬉しかった。

そういえば、松田幸久は名前が出てきただけで、結局役者としては誰も登場しなかったのね。当ブログのコメント欄でも、松田さん役は誰なのかという予想で盛り上がったのに拍子抜け。でも、パリ編をやる予定がなければ登場させる必要はないよなあ。ということは、ドラマは日本編だけで終わりということなんでしょうね。まあ、続編を見たいかと言われれば、もうこれで満足なので別にいいやという感じ。

というわけで、当初の予想以上に楽しめたドラマでした。書きたいことはまだまだあるけど、ひとまずこのへんで。