野ブタ。をプロデュース 第4話

なんだか、回を追うごとに彰の株が上がってきましたよ!(私の中で)

最初はただ気持ち悪いヤツにしか見えなかったけど、なかなかいいことを言うし、毎回野ブタ人気者作戦を提案してくるし、プロデュース手帳を用意したり、修二よりよっぽどプロデューサーらしいかも。

しかも今回はバンドーの彼氏を殴り飛ばしたり、「野ブタが水かけられるの黙って見てられないの」と修二を脅し(?)に来たり、意外と男気のあるところを見せてくれた。こりゃあ「彰っていいヤツじゃんー」と思うでしょう。

対して修二の印象はどんどん悪くなっていく。まり子の前では「愛っていいね」とか言いつつ内心「くだらない」と思っている修二。その二面性がムカつくっていうか、主人公じゃなかったら本当に嫌なヤツじゃん。縫い物が得意だったり、家事を手伝ったり、家では結構いい子なのに。もっと自然にふるまえばいいのに。

それから、信子。また一歩前進、しかも今度は信子自身が行動をおこして114を乗り切ってみせた。いわばセルフプロデュース?だって、修二は文化祭のとき以上に何もしてないよ!

でも真のプロデューサーは彰だったのかもしれない。前回、信子が義理父に対する気持ちを行動に移したのは彰との会話があったからだろうし、今回「野ブタ。パワー注入」を教えてくれたのは彰だし、直接的ではなくても彰がキーマンになっていると思う。

そして修二も、「人気者を投げ捨ててでも(花を)降らせるつもりだった」と答えを決めていた。最初は「自分の人気を下げてまで野ブタ。を人気者にする気は一切ない」と思っていたのに、考えを変えたのは「あの2人が好きだったから。あの2人といる自分が好きだったから。」だという。

今までは、単に信子が変わっていく様子に影響を受けて修二も変わっていくのかと思っていたけど、その信子に影響を与えているのが実は彰なのだとすると、もっとずっと複雑な描写をしているように思えておもしろい。

  • 信子の前世は「岩」、修二の前世は「力持ち」ってなんだそりゃ。そして彰のは?
  • 横山先生は古典(国語)の先生だったんですね。
  • 修二って嘘つくの上手い。けど、まり子も本当にあんなんで納得してんのか?実は何もかもお見通しだったというオチじゃないのかと疑ってしまうくらい素直な子だなあ。
  • セバスチャン、見合いしたのか!勝手にアテレコされてるシーンに爆笑。
  • で、本筋とは一見何の関係もなさそうなセバスチャンの見合い話も、ちゃんと意味を持っていることがお見事。見合い相手にふられても、お母ちゃんのほうが大事だと答えたセバスチャンもまた直球勝負のいい人じゃないですか。
  • 「あ、キンモクセイの匂い」「間違いなく失恋の匂いだな」って文学的~。プールの隅に修二とセバスチャンが2人並んでる絵といい、いいシーンだな。
  • バンドーは彼氏に殴られてたのか。信子をいじめるのも、自分が暴力を振るわれて受けたストレスからなのかなあ。意外に複雑な心理が隠れてたんだな。
  • まり子って、毎日お弁当作ってくれるし、修二の誕生日が今日だと聞けばすぐ立派なケーキを作るし(どこで作ったんだよ?)、かわいいし、女の子らしくていい子だと思うんだけど、なぜかウザイ。
  • 信子と彰は何を作ったのかと思ったら・・・なるほど。雨が降ったら消えちゃうから、確かに残らないプレゼントだな。
  • “ほんとおじさん”って!しかもベンガル!「ホントのこと、教えてくれよー」って追いかけてくるおじさん。教えないとずっとついてくるおじさんなのだそうだ。こわいよー。でも可笑しい!
  • 豆腐屋のおじさんは「新商品でひと山当てて、自社ビルとか建ててみたいなー」「トイプードルとかも飼ってみたいなー」と考えていたことが判明。
  • 陰で信子に意地悪をしている女子生徒はまり子かなあとも思ったんだけど、石灰でわざわざ修二と信子の相合傘を描くとも思えないので、こりゃやっぱり別の子なのかな?
  • どうでも良いのですが、教室の天井に扇風機が付いているのを発見。
  • 彰に教えられた「野ブタ。パワー注入」を地味ーにやってみる信子に爆笑。
  • 「なんでもっと違う自分になろうと思わないんですか?人は変われます」信子の口からこんな言葉が出るようになるとは・・・。そして、信子が変わろうとする気持ちがバンドーにも働きかけられるようになるとは。今後の、バンドーと信子の関係の変化もまた見ものだな。
  • 彰の瓦割り、すげー!瓦はニセモノだったというオチかと思ったよ。マジですか。
  • 信子がバンドーを指名したときの、彰の驚きぶりにウケた。
  • 花を選んだバンドーも、信子によって考え方を変え始めたらしい。口では間違えたなんて言ってたけど。信子が修二に聞いた「人って変われるよね?」の答えだったんじゃないのかな。
  • 手帳の取り違えオチは読めたけど、それぞれの手帳の中身がおもしろかった。信子の手帳には「野ブタ。パワー注入」のパラパラまんがが描いてあることが判明。修二が本当はどうするつもりだったかは、修二の手帳に書いてあったアミダで判明。そして彰の手帳には、この前の文化祭のときの写真が。
  • “ほんとおじさん”に追いかけられて「野ブタのことが好き」と言ってしまった彰。自分で驚くなよ!ええー、でも、そうなの?