タイガー&ドラゴン「茶の湯」

もしかしたら、元ネタを知らない人には分かりにくかったんじゃないか?と心配になってしまった第3話。私は「落語百選 秋」で読んでおいたから良かったけど。

今回は、オリジナルの噺の最後は高座や劇中劇でも明確には描かれず、オチが理解できないと言う虎児にリサが説明してやることで補足されていただけだった。なので、農民が「また茶の湯やってるな」と言うまでの顛末を知らないと、寺の坊主が「あーあ、またドラゴンナイトだ」と言うおもしろさが伝わらないんじゃないか?と思ってしまった次第。でもま、そんなこと関係なくおもしろかったけどね。

  • 冒頭の高座に銀次郎が出てきてビックリ!これって毎回違う人が出てくるパターンになったのね。しかも噺家とは限らないわけだ。じゃ、次は誰だ?って予想するのも楽しいな。
  • 返済額が20万円に値上がりだ!でもそれによって、取り立て側の虎児の懐が痛むっていう構図がおもしろい。
  • 虎児の「ぶっはぁ」はもうお約束だな。なのに、何度見てもおもしろいのはナゼ?
  • 荒川良々はアマチュア落語家だったのか〜。しかも芸名が「ジャンプ亭ジャンプ」!ぎゃはは、オタクっぽい見た目といい、なにもかも強烈だよ。劇中劇では時代劇扮装がいやに似合っててカワイイくらいなんだけどな。
  • 竜二とギンギンの、頭突き合わせて「元ブス」「よし」に爆笑。
  • ストリートプロデューサー・BOSS片岡、胡散くせえ〜。「ぼくの魔法使い」の田町さんみたい〜。共通点は金髪だけだがな。
  • 葉っぱのロゴで「akidesu」だって!ほかにも「Gut」とかあったな。こういう小道具も細かいなあ〜。
  • ヅラを投げつけようとするどん太に「早い、まだ早い」と言う鶴子に爆笑。そういえば、今回はヅラ投げシーンなかったねえ。このフライングシーンのみだったか。
  • いつのまにか谷中家に居座ってるメグミ!お風呂いただいてたり、小百合ちゃんと一緒にビール飲んでたり、すっかりなじんでるよ。しまいには虎児と一緒の部屋で寝てるし。
  • なぜか川の字になって寝る虎児たち。しかもなんでメグミ・淡島(荒川良々)・虎児の順なの?なんかすっごいおかしかったんですけど。
  • 今回の噺は、ジャンプ亭ジャンプの高座で前半部分を、どん兵衛師匠の高座で中間部分を、虎児の高座で後半部分をつなげて見せるという演出。これまた新しいパターンだ!つねに新しい見せ方が出てくるから、ホント感心するよ。
  • おぉ〜、劇中劇にとうとう鶴瓶登場。こうやってどんどん出演者が増えていくんでしょうか。てことは、日向さんもいずれ?
  • ところで「茶の湯」を活字で読んだときは、茶の場面の細かい描写はピンとこなかったんだけど、こうして映像にして見せられると「なるほどー。これはオカシイ」と思った。だって、劇中劇の喜劇っぷりがもう普通にオカシイんだもの。
  • 「小百合ちゃんが泣いてますよ」って、泣いてないじゃん小百合ちゃん!「泣いてませんでした。まだ慣れてないんでタイミングが」・・・爆笑!どん太のヅラと同じく、今回は小百合ちゃんも泣かなかったね。こりゃまた新たなパターン外しか。
  • 内村さんって誰??
  • 「キテる」「ヤバイ」という若者言葉(?)、胡散臭いBOSS片岡に連発されるといかにも意味不明な言葉に聞こえてくるね〜。クドカン脚本って、今どきの言葉づかいで書かれている点が人気のひとつだと思うんだけど、それをクドカン自身が皮肉ってるみたいでおもしろい。
  • 「キテる落語に来てるお客さんはヤバイってことになりますね」はふつうにおもしろかったぞ。ウマイ!
  • あら、どん太ったらいいとこあるじゃん・・・と思ったら「足りねえよ!」こう、ほろりと泣かせるシーンで笑わせるのもお約束だね。しかもお手紙ってなんなの??何が書いてあったのか気になる〜。
  • 竜二のセンスもアレだが、BOSS片岡が作らせたリストバンドも負けてないくらいダサいじゃん!おっかしー。あんなのありえない!
  • ドラゴンナイトに乗り込んだ虎児。そのアツイ言葉に、ちょっと感動しちゃった。かっこいいなあ虎児。
  • 片岡に落語の招待券を渡しておいて、わざと小虎の噺を聞かせたわけね。これは粋だねえ。虎児の目指す「粋で乙な男」に段々なってきたんじゃない?
  • 高田文彦が高田亭馬場彦!超ウケた。
  • ええ〜、小虎も二ツ目に昇格!?早いな!でも荒川良々もライバルとして出続けるみたいだし、今後の成長が楽しみだ。
  • やっぱり封筒用意してなかったどん兵衛師匠。いつ封筒用意してくるのか、それとも最後まで用意しないのか。だんだん気になってきたよ〜。

さて次回の「権助提灯」は、おなじみ「落語百選」や「落語特選」には載っていないらしい。「古典落語 金馬・小円朝集」という本に収録されているようだけど、うーん来週までに読めるかな。