純と愛 第16週「あいがつたわる」
月曜日
隣に越して来た美人さんに見とれる愛くん。直前まで純とイチャイチャしてたくせに意外〜と思ったけど、本来の好みはこういうタイプかな？浮気未遂相手の人とも似てるし。さすがあの愛パパの子だよ…。
勇気を置いて飛び出して行っちゃったマリヤ！勇気を純愛夫妻に押し付けて（マリヤを追いかけて？）行ってしまった正！2人して赤ちゃん放置してどうするんだよ。
火曜日
お隣の山田さんに目尻が下がる愛くん、どういうつもりなんだろ！？キャラ変わってきたよね、というか本来の性格が出てきたのか？
お母ちゃんは症状が進んでいるようで。得意の料理の味付けがおかしくなるところまできてるとは…。どんどん症状が進んで、明らかにおかしいと誰もが分かるようになるまで、家族みんな気がつかないのか？
水曜日
マリヤ、本当に離婚届け出しちゃったよ！すんでのところでやっぱり出さない、かと思いきや…。あの時、純からじゃなくて正からの電話だったら思いとどまったんだろうなあ。一方その頃、正は浮気相手と自宅に…。しかし相手の人は、正夫妻の邪魔したかっただけで、本気で正と付き合う気はないと見た。それなのに、ひとりぼっちになったと思い詰めるマリヤは、勇気を抱っこしてトラックの前に飛び出しちゃったよ！
木曜日
トラックといえば武田鉄矢、って、あさイチのイノッチのコメントにもウケたけど、やはり視聴者の期待を裏切らない展開だった。お父ちゃん、マリヤのあとをつけてたのかしら？ ともかく、無事で何よりでした。
純愛夫妻の家では、正兄ちゃんのちょっといい話が。ここで阪神淡路大震災に触れるとは思わなかったけど、なるほど1月17日の放送でしたか。普段は悪い面ばかりが目に付きやすいものだけど、こんな兄ちゃんでも良い面はあるんだね。マリヤへプロポーズすることにした正だけど、明日はまだ金曜日だからな。そううまくはいかないだろ。
金曜日
205号室は、開かずの間になる宿命なのかw しかし先週ホトケが引きこもってた部屋だなんて、臭わないのかしら…。赤ちゃん連れて泊まりたくないな。水野の名言総動員して「かっこ悪いけどかっこいい」正のプロポーズがなかなか良いシーンでした。んで、予告で見た全員もこみちのシーン登場！w なるほど、正をイマイチ信用できないマリヤから、正が抱っこしても勇気が泣かなければ信じると言われたためだったのね。士郎くんまでお面する意味あったのか？w アホな作戦を大真面目に考えつく純愛夫妻が笑える。
土曜日
正の女装！似合うじゃないか〜。愛くんの提案に、セクシーさんやチュルチュルちゃんからもウィッグや化粧の案が出てきて、いつの間にか里やの人たちが自ら参加しちゃってるのが面白い。サトさんが純に期待したのって、こういう変化なのかな。女装までした甲斐あって正の愛が勇気に伝わり、マリヤにも伝わって、この家族の問題は落着、したのかな。
ラストで久しぶりの純愛夫妻ピロートーク！忘れた頃にいきなりラブラブシーンがきて動揺したよ。子作り発言とかw 愛くんの告白は、私も一瞬浮気未遂の件かと思った。愛くん、やっぱり人の本性が見えなくなってきてたのか。隣の山田さんが裏表ない人だったわけじゃなくて、単に本性が見えなかっただけか。幸せになったから力が消えたと推測する愛くん。待田父子の能力が不幸ゆえに生じたものならば、誠ちゃんも愛パパも、家族が再生すれば力が消えるということなのかな…。その道のりはなかなか険しそうだけど。
来週は、その待田両親と狩野両親の話につながっていくのかな？
純と愛 第15週「あかずのま」
月曜日
純のウザさ全開ぶりが、オオサキの時より鼻についた。オオサキはまがりなりにも高級ホテルだから、お客を笑顔にしたいという純の情熱はそれほどおかしくなかったし。ケータイ部長やらクシャミ部長やら明らかにやる気のない従業員相手なら、純のほうが正論だとさえ思えた。でも、里やでは違和感ありまくり。郷に入っては郷に従えという愛くんの言葉はもっともで、今度は場に応じた方法を学ぶ必要があるってことかー。
火曜日
純はセクシーさんに怒られたことを結構気にしてて、出勤拒否みたいになってたのが意外だった。けど、夫に弱音を吐けるようになったということか。愛くんも励ましつつ内心「いい加減にしなさい！」と思ってそうな表情をしていて、この2人の関係が良い方向に変化してきてると思った。お母ちゃんはマジで認知症なのか？道が分からなくなるって、典型的な症状なのでは。でもそれをお父ちゃんには言えないし、お父ちゃんもまた、仕事のことをお母ちゃんに話せないでいる。もしかしたら（認知症だとして）、この病気が発覚した時にようやくこの夫婦は絆を取り戻せるという切ない展開なのかも。
で、昨日は声だけだった開かずの間のホトケ（違）が顔を出した！毎日ちょっとずつ出てくる仕様か？アホの子 剛の出オチのような安定感はさすがだな〜。出てきただけで楽しくなった。誠ちゃんは案の定悪い男に引っかかったという感じだな。こっちもどうなるのか。
水曜日
開かずの間のホトケの役名が、「男」から「世捨人」に！純は人の心の弱さがわからない、って正が言ったのを聞いて、カーネーションを思い出した。糸子が安岡のおばちゃんに「あんたの強さは毒や！」って言われたのと似てる。確かに、心の弱さというか心の機微が理解できないところがあるよな純は。でも私も未だによく分からないけどな。自分ができることは他人もできるだろう、という思い込みは誰でも持ってそうだけど、純は極端なんだな。
木曜日
人の為と書いて偽り、という言葉になるほど！と思ってしまった。でも偽善でもなんでも、死のうとしてる人を放っておかないのは正しいことなんじゃないかなー。純に会わなかったら自分もそうなっていたという愛くんの言葉で、今週どこかウザいと感じてしまった純の言動は、やっぱりこのホテルに必要なことなんじゃないかと思えてきた。
しかし愛くん、水野に負けないように名言集読んだとか、天野の遺書を読んだばかりで完璧に暗記朗読してみせるとか、面白すぎる！
金曜日
ホトケの役名はついに正式名「天野巌」だと判明。生きる希望は何かっていっても、難しいよな〜。死にたいほどの絶望がなければ、その程度でも大抵の人は生きていけるし。セクシーさんのように、子供がいるから生きられる（死ねない）というのは同意だけど、皆がそうではないだろうし。
愛くんのモノマネは、田中邦衛より北島康介のほうがツボだった。純愛の2人の口からAKBなんて出ると違和感あるなあ。
土曜日
愛くんがたくさん絵本買ってきたけど、街田家の家計は大丈夫なのか？？天野のために絵本を朗読する純と、それを階段で聞いてる愛くん、女将さん。最初は2人だけだったのに、そのうち師匠や剛、他のみんなも集まってきて、途中寝ちゃったりしながらも朝まで付き合ってたのがなんだか良かった。しまいには、皆で廊下で踊るカオスに笑った。
天の岩戸じゃなくて天野巌さんに外へ出てもらうことに成功した純は…なんと、24時間コンシェルジュを目指すと宣言！なんとなく水野の影がちらつくw で、予告に出てきた全員もこみちのシーン。士郎くんまでお面かぶってたけど、何が起きるんだ？
純と愛 第14週「しんねんのちかい」
今週は2日しかなかったので、まとめて。
新年早々、待田・狩野両家のシーンでイライラ。無理して訪問することないのになあ、視聴者のためにも（笑）。
お母ちゃんは認知症なんだろうか？年末に愛くんに言った酷いことを忘れてるのは、フリをしているだけとも思えるけど、孫の名前を忘れてしまうのは本当だろうから。なんだろう、認知症的な方向なのか、一時的に正気をなくして暴言を吐く病気、という方向なのか。
さて、サトさんの「里や」は、宝塚みたいな「多分偽名」の美女に、「御意」と答える無口な女の子に、料理がまずい料理人に、オカマの石倉三郎にと、純と愛が霞むほど濃いキャラばかり！ここなら愛くんも働けるんじゃないのか？鏡を見ながら弟純に語りかけるほど変化してきてるし、サトさんの本性は「女神みたい」らしいから害にならないだろうし。純と一緒に住み込みで雇ってもらうのはどうだろうか。予告で出てきたホトケ、じゃなくて佐藤二朗さんが楽しみすぎる！
面白いドラマをありがとうアワード2012
亜姫さんの「面白いドラマをありがとうアワード2012」に参加します。
というわけで早速2012年のドラマを振り返ってみます。
【1】2012年にTV（キー局・U局・BS・CS）でオンエアされた、日本の新作ドラマで面白かったものを3つあげてください。できればその理由も教えてください。
リーガル・ハイ
まずダントツのベスト1です。堺雅人の早口長台詞を存分に堪能できただけでもファンとしては楽しかったけど、コミカド先生が毎回繰り出す理屈がすごくて、話の展開に引きつけられました。弁護士モノといっても法廷に限らず、また、民事も刑事も家裁も公害訴訟までも色々なパターンが出てきて、最後まで全く飽きることがなかったのが見事でした。なかでも八つ墓村のパロディ回は面白かったなあ。「だって絆があるから〜」の大演説や、コミカド先生が黛をけなす際ことあるごとに出た朝ドラヒロイン批判台詞も印象的でした。
平清盛
ここ数年の大河では一番面白かった！なのに視聴率は取れませんでしたね…。まあ確かに少年漫画ぽかったりメロドラマぽかったり、BL風味もあって、見る人を選ぶ作風だったことは認めるけども。某知事には不評だった、町や人々の小汚さが、平安末期のリアルな雰囲気をよく表している！と初回で心踊り、引き込まれました。清盛の年齢に応じた松ケンの演じ分けは本当に素晴らしかったし、後白河院の松田翔太もこの人意外に考えられないほどハマり役でした。この2人の人生を賭けた壮大な双六ゲーム、というテーマは一貫していたし、対比と繰り返しの多用だとか、劇中で様々な人物に歌われる、あそびをせんとやの主題歌の使い方もうまかったなあと。
ゴーイング マイ ホーム
朝ドラ「純と愛」にもハマったので、もう一本をどちらにするか迷ったけど、作品全体としてはこちらのほうが良かったかな、ということで。良多の母と姉の、素なのか演技なのかわからない会話が可笑しくて好きでした。最初のほうは正直それほど面白く思わなかったけど、良多の夢にサダヲのクーナ一家が登場した辺りからジワジワじわじわ面白くなっていきました。菜穂さん父娘の会話に泣いたり、良多と後輩のやり取りに笑ったり、良多の父の葬儀でまた泣いたりと、気がつけば「目には見えない何か」を巡ってつながる人たちの優しいお話に癒される自分がいました。
このほか、「コドモ警察」「大奥」「高校入試」も面白いドラマでした。しかしまあ、古沢さんが朝ドラヒロイン全否定の台詞を書いた後に、遊川さんによるこれまた従来の朝ドラ全否定なドラマが出てくる辺り、興味深い流れです（書いた時期は遊川さんのほうが先でしょうけど）。
【2】2012年にTVでオンエアされた、日本のドラマを書いた脚本家で、1人挙げるならばどなたでしょうか？ できればその理由も添えて挙げてください。
やはり、「リーガル・ハイ」の古沢良太さんです。この方の作品は今まであまり把握してなかったんですが、「鈴木先生」もだし、映画では「ALWAYS 三丁目の夕日」もだし、後から考えたらあれも古沢さんだったのか！と思うことが多くて。今まで見ていなかった古沢脚本作も見てみたいし、今後も楽しみです。それこそ朝ドラ書いてくれないかな。
【3】2012年にTVでオンエアされたドラマに出演した役者さんで、素晴らしかったと思う人を挙げてください。ここは人数も海外も問いません！
堺雅人。コミカド先生という、ちょっとキモイけど憎めない不思議キャラを生き生きと演じる堺雅人が見られて、本当に良かった。真逆の役柄だった「大奥」での有功と合わせて、堺雅人の実力を再認識しました。
風間俊介。風間くんの演技をまともに見たのは、金八先生の兼末健次郎と「それでも、生きてゆく」のフミヤくらいだったので、演技がうまいことはもちろん知っていた、が、そこに萌え要素はこれっぽっちもありませんでした。しかし！愛くんのようなギリギリの危なさキモさとキュートさを兼ね備えた役ができるなんて思ってもみなかったので、風間株が急上昇しました。普段あまり見ないバラエティも、素の風間くん見たさに録画してまで見た始末です。スタジオパーク出演が待ち遠しい！
窪田正孝。この人も演技派なことは知っていたけど、「大奥」での色気だだ漏れな捨蔵には度肝を抜かれました。そして、いかにも江戸っ子の町人といった立ち振る舞いは、胃痛で「とく死なばや」の重盛とはあまりに別人すぎ！この先も楽しみな役者さんです。
麻生祐未。カーネーションのキュートなお母ちゃんから、大奥でののやり手婆まで、本当に幅が広くて素晴らしかったです。
中井貴一。よく考えると、貴一さんをよく見た一年でした。大河に「最後から二番目の恋」に、東野圭吾ミステリーズに、「プライスレス」にと働き者ですね。最後から…ではキョンキョンとのコミカルな掛け合いが素晴らしかったし、プライスレスでも金田一と二階堂さんとの貧乏生活に彼が加わってからさらに面白さが増して、これはキャスティングの勝利だな〜なんてことを思いました。
純と愛 第13週「きせきのくりすます」
月曜日
く、暗い・・・。純を励まそうと一生懸命明るく振る舞う愛くんはまさに嫁（泣）。でもそういえば、前に愛くんの職探しがうまくいかなくて純が励ましてた時と似たような状況なのに、あの時純の嫁な感じはゼロだったなあ（笑）。純愛夫妻が貧乏になってしまったが、しかし2人が引越してきたアパートの間取りが気になるんですけど！なんで奥の部屋へ行くのに押入れをくぐる仕組みなの！？変な部屋だけど、考えようによってはすごく楽しそう。愛くんのパッチワークとか、インテリアが乙女趣味すぎて吹いたw
火曜日
状況は最悪なのに、なぜか笑える。鏡の中の愛くんがジャニーさんだったよ！家事において全く役立たずの純に対する愛くんの反応が、よくある世の中一般の夫に対する妻の文句と同じで可笑しい。洗濯物を畳もうとした愛くんに「やろうと思ってたんだよ」って言った純に、今やれよ今！とツッコミたくなった。愛くんの言う通り、放置したらシワになるんだよ！w 純の態度がなんだか腹立つので、そりゃ愛くんも飛び出したくなるよなとは思ったけど、まさか本当に浮気しようとするとは！
水曜日
せっかく赤ちゃんパワーで純に笑顔が戻ったのに、お父ちゃん酷い！どんなに頑張っても、分かり合えやしないってことだけわかり合うような親子関係は辛いなあ。純はもう反論する元気もなくなっちゃったよ。それに、お母ちゃんも兄弟も誰も純を庇わないのは何なの！？
マリヤの出産と善行の暴言で忘れかけてたけど、愛くんの浮気は電話のお約束パターンによって回避された！正グッジョブ。
木曜日
純の携帯に水野が出て驚く愛くん、大慌てで出かける愛くん（ラップかけるのとかどーでもいいから早くストーブ消せw）、必死で走る愛くんがかわいくて笑った。誘惑しちゃうよ？からのホテルシーンは、水野のキャラをうまくいかしてたな。純はいないんだろうなと予想できたものの、やっぱり一瞬ドキッとさせられた。水野グッジョブ。
金曜日
2人が仲直りできて良かったけど、なんか物足りなさを感じてしまった。爽快感や萌えを期待しすぎだったのかな。今週は一日少なかったから、単に尺が足りなかった気もする。
余さんの安定感はやっぱり半端ないなー。そして彼女の言葉でタイトルの意味が明かされるとはね。ネロとパトラッシュ、ロミオとジュリエット、純と愛。「と」の話はなかなか素敵でした。パトラッシュとかロミジュリは悲劇の結末という点が若干気になるけど…。愛くんは自分に純が必要なことに自力で気がついたけど、純には全くの第三者の力が必要だったんだね。今回は、お互いのかけがえのなさを再認識したのと同時に、この状況を打破する恩人（？）と出会えた回だったのかな。
しかし晴海がまたしても愛くんにヒドイこと言ってて、今年最後の回までイラッとした。お父ちゃんが純のせいにしているのと同じように、お母ちゃんは愛くんのせいで家がおかしくなったと思っているのか。2人とも自分のことは顧みないのかねえ。
年明けからは、純はあの旅館で働くようだけど、訳ありの人ばかり出てくるみたいで、面白そう。石倉三郎の朝ドラ的安定感もこれまたすごい。予告見ただけなのに。もう両親のことなんか放っておいて、純は新しい場所で愛くんと頑張ってほしいよ。
純と愛 第12週「さいしゅうけっせん」
月曜日
ウンウンとうなずく愛くんの仕草が妙に気になる。これ癖だったっけ？愛と誠にうまく乗せられて、契約書の不備を教えてくれる多恵子さんは案外いい人だ。誠はママの操縦うまいな。なんだかんだで多恵子はちゃんと子供達と話をするのよね。一方、純母は愛くんを無視かっ。庭に2人が来たとき、一瞬愛くんの方を見て嫌そうな表情をした森下さんの演技はうまいなあ。あのビーチの権利が晴海名義だったのは、本当におじいがこんなこともあろうか的にやったことだったんだろうか。お母ちゃんは、ついにお父ちゃんと対決するのか、できるのか！？
火曜日
大事な話をしようとすると誰かのじゃまが入るのって、三谷作品とかでもおなじみの王道パターンだけど、狩野家の場合はなんかイライラするな。んで、お母ちゃんはやっぱりちゃんと言えなくて、純に頼るのね。
最終的にトイレに軟禁されるお父ちゃんの姿に笑った。ガムテまで巻かれてちょっとヒドイけど、家族を油断させて実印盗もうとしたんだから仕方ないか〜。あさイチコンビがそこ突っ込んでてさらに笑ったよ。お父ちゃんの行動を読んだ愛くんの能力が地味に役立った！お母ちゃんもいい加減愛くんを認めてほしいよ。
水曜日
晴海さんの名前の由来エピソードが泣けた。おじいとお母ちゃんが海を見ていたその時、お父ちゃんは複雑な気持ちで2人を眺めていたのね。切ない。そしてついに離婚を切り出したお母ちゃん！よく言った。宮古全否定で大阪に帰りたい父と、故郷が好きで残りたい母とじゃ、どこまでも平行線だもの、こうなるよなあ。
木曜日
これまで何度もしつこいほど出てきた純の無邪気な回想シーンの裏で、実はお父ちゃんがどんな表情をしていたのかが明かされた！ここが純の原点であるのと同時に、お父ちゃんにとっても妻や義父や娘やホテルに対する複雑な感情の原点だったということか。以前、純は親の愛情を求めても得られないヒロインなのだと思ったことがあるけど、父親もまた（妻だけでなく）娘の愛情や尊敬を求めていたということがわかって、なんだか切ない。ほんの少し互いに素直になれば解決することが多いだろうに、似たもの親子は厄介だなあ。
あと今回は愛くんが純父を諭すシーンがとても良かった。けど、健次郎が金八っつぁんを説教してる！と、違う意味で胸熱だった。で、愛くんのガキの頃の失敗というやつが気になるんですが。ベイベーはその頃の名残なのか。
金曜日
善行はやっぱり悪行だった。愛くんの説得くらいじゃ改心しませんでしたか…。今日の癒しは愛くんの水野友人認定くらいだよ。お父ちゃんを信じたい気持ちは分かるけど、お母ちゃんだけでなく純までもが愛くんの忠告を聞かないのはイライラした。でも、お父ちゃんを信じて愛くんを信じたくない気持ちも含めて、お母ちゃんが自分で選んだ結果なんだと思う。純にしても同じこと。だからお互い責めるのは筋違いなんじゃないか。
しかしお父ちゃんも、家族騙してまで売却を強行して、その後に何が残るというんだろう。現実的には売却で借金返済して職も得るのは悪くないと思うけど、やり方がマズイよなー。お父ちゃんが欲してやまない家族の尊敬や愛情と引き換えだろうな。
土曜日
黒幕は多恵子さんだったのか！なんというラスボス感。子供達に乗せられて教えてくれたわけじゃなかったのね。久しぶりに脚本にやられた〜！純と別れさせるためならこれくらいのことするって言ってたけど、それはもう息子への愛ではなくて、善行と同じくただ意地になってるだけなんじゃないかという気がしてきた。
今回はナレーションの使い方に感心した。純のナレーションて、そのまま心の声だったんだ。それが聞こえなくなったから、愛くんに交代した。一人称ナレーションのうまい活用法だよなあ。梅ちゃんみたいに「ナレーション役」がいるタイプの朝ドラではできないことだもの。この挫折を乗り越えた後に、純のナレーションがどう変わるか見ものだな。
さて気になる来週は、もう余さんが出てくるのか〜。あのキャラ見ただけで、壊れた純愛夫婦を救ってくれそうな安心感があるなあ。純愛の仲がギクシャクしたまま年越しすることはないと見た。それにしても、水野！そこでまだ出てくるのか！ホントいいキャラだよな〜w
