ゴーイング マイ ホームがじわじわくる

火曜22時の「ゴーイング マイ ホーム」がじわじわと面白い。最初のほうはクーナの話ばかりで正直ちょっと退屈〜と思ったりもしたけれど。やっぱり他のドラマでは味わえない、役者さんたちのアドリブのような、NGにせずそのままOKにしちゃったような素の空気がなんとも可笑しくて楽しい。

良多(阿部寛)の娘、もえちゃん役の子がすごくはまってていいんだよね〜。あと良多の母(吉行和子)と姉(YOU)の母娘の会話とか、姉と義兄(安田顕)の会話とかが妙にリアルで可笑しくて。第1話で父親(夏八木勲)が倒れて入院したときもそうだったし、第7話で父が退院して実家に集まったときなんかも、身内に病人が出て集まった親子親族のやり取りって感じで面白かった。義兄と子どもたちが人生ゲームやってたり、沙江(山口智子)が姑に「おふくろの味」的なもちピザの作り方を教わってたりね(沙江はプロのフードスタイリストなのにw)。俳句の解釈の話をする母・姉・嫁の会話とかね。いかにもありそうな風景だった。

未だにツボなのが、第1話で倒れて入院した父親の手帳を見て、母親が言った「黒革の手帳よ」という台詞。吉行さんの言い方がなんだかとても可笑しくて、やけに印象に残っている。

良多と後輩(新井浩文)がクーナのイベントについて、菜穂さん(宮崎あおい)にプレゼンした際に、「動画を順次アップしていきます」という後輩の言葉に反応した良多が「じゅんじ…高田純次」と言いながら自分でウケてて、それを聞いた後輩も、最後にはなほさんも笑ってたというシーンも可笑しかった。「じゅんじ」はアドリブだったのか、NG出したけどOK出ちゃったのか(笑)。

良多の夢に出てくる、サダヲのクーナ一家のシーンも和む。あれが初登場したあたりからグググッと面白くなってきたのよね。