SPEC 翔&天

ようやく「天」も観てきたので、「翔」とまとめて感想など。以下思いっきりネタバレです。

「翔」も「天」も、ニノマエ(陽太)をまた見られたのが、とにかく良かったなと。しかし彼に関しては、連ドラで謎だった生死が「翔」で判明したと思いきや、「天」でやっぱり生きてたことが分かってビックリして、でもその言動を見るうちになんだか違和感を感じたら、やっぱりまたひっくり返されて・・・。えええ!と思ったところで終わった感じ。

結局なに、いつからが偽ニノマエだったの??連ドラ時のニノマエは本当に陽太だったのか?クローンは繭の中で17年間育ったという話があったから、作られた時点では本物の陽太のDNAが使われたのは間違いないだろうけど。やっぱり連ドラで本物が死んだから、偽ニノマエが出てきたのかな。連ドラ最終回で瀕死のニノマエが指を動かす描写とか、翔で霊安室からブブゼラリーマンズに連れ去られるニノマエの描写とかって、後でどうとでもつなげられるように作ってたしなあ。って、もうわけが分からないよ。結局どっちなの。

「天」に出てきた白ニノマエみたいな扮装の男は、あれはムカイリだよね。顔が映らなかったけど、声と背格好がどう見てもそうでしょう。里子の娘と仲間のようだったけど、あの子が瀬文と初めて会ったときに持っていたかき氷は、白ニノマエなムカイリがあげたものだったってことかな。シッターさんは買ってないって言ってたし。ともかく、ニノマエが本当はどうなったのか気になるし、ムカイリまでキャスティングしてるなら、結(欠?決?)まで作ってほしいなー。

後でどうとでもつなげられる描写といえば、当麻の左手の能力もそうだな。連ドラ最終回であの構想はあったのかな?まさかあんな能力があるとは思いもしなかった!最強のスペックといえばそうだけど、あんな力ほしくないわー。初めてその力が芽生えたときに「ガチでビビりました」と当麻が言ってたのは納得!しかし冷泉とか、海野先生をまた見られたのは面白かったし、サトリと望と3人で「さとぽっぽ」と踊ってるシーンはかなりシュールで可笑しかった。というか、これをやりたいがために、当麻のスペックをあれにしたんじゃないのか?(笑)

瀬文はスペックはないはずだけど、不死身すぎる!「天」で、あれ瀬文死ぬの?いやまさかね、って思ってたら餃子臭い!って生き返ったところで爆笑。お約束だね〜。映画パンフや、他の人も書いてるけど、あの生命力はもはやスペックだよなと。

「翔」と「天」で新たに登場したスペックホルダーたちは、音を消すブレイクダンサーにめっちゃ笑ったし、ループ親父もなかなかいい味出してた。音を消すスペックなんてあの場では何の役にも立たない!と思って笑ったのに、ブブゼラリーマンズに対しては意外と効果的だったのも可笑しかったなあ。

吉川(きっかわ)役で北村さんが加わった!と思ったらミイラになってしまったのも驚いたな。生きてる役としては「翔」だけの登場だったのね…(天では写真出てたけど)。瞬間移動のスペックホルダーの真似をする格好にめっちゃ笑わせてもらって、コワモテの外見と違っていい人だー、と思っただけに残念だった。

そういえば、クレジットに戸田恵子さんと山寺宏一さんの名前があって、戸田さんはナレーションというかキリスト教のお話をするときの声がそうだということは分かったけど、山寺さんはどこに出てたんだろう?