吾輩は主婦である #38

いやー、ちよこのエピソードは泣けた。さすが泣き女。帰る家があることの幸せ。子や孫と大勢で楽しく暮らして、また孤独に戻ることへの恐怖。なんか身につまされたよ。

ももえ一家を呼び寄せるなんて、ワガハイも粋なことをするな。これでもし、たかし一家がマンションへ戻ったとしても、ももえ一家が居ればちよこが1人にならなくて済むね。

ちよことワガハイが行く夏目漱石ツアーもなかなか面白かった。私も東京で漱石を辿る旅をしたくなってきたよ。

ところで、漱石は実際には49歳まで生きて小説を書き続けていたんだから、37歳で死んだらおかしい、自殺なんかしていないんじゃないかと言い出したたかし君。私も、みどりの体からいなくなった漱石は明治に戻るのか?ってことを考えてたんだけど、この辺なにか説明つけるつもりなんだろうか。でもクドカンだからなー、特に何も描写しない気がする。

  • 朝野への遺書には小説についてのダメ出し、小松へは人間性に対するダメ出しで「しらふで読んだら寝込んじゃう」内容だった。
  • 「あたしって、そんなに影薄い存在?」「いやむしろ濃すぎて忘れちゃったんじゃないですか」「ジャンバルジャンの店長のほうが100倍濃いだろ!あたしがカルピスだとしたら、ゆきおはカルピスの原液だよ、原液!」
  • 炊飯ジャーに手紙が挟まってた!「我が家ではやっちゃんと言えばジャー、ジャーと言えばやっちゃんなのよー」
  • 「じゃー、開けるよ?」開けたら、亀の漱石への手紙だった!「亀かよ!」爆笑。
  • ヤン様のポスターに書いてあったサインが、ワガハイが書いたものだとわかって泣き崩れるちよこ。「殺してやる!ヤン様の名にかけて」「手伝うよ、おばちゃん」「手伝わなくていいから」
  • 夏目坂って、漱石のお父さんが名づけたんだ?へえー。
  • 漱石の生家の隣にあるお店は、その当時からあるの??
  • ロンドン留学から帰ってきてすぐ住んだ家。漱石が借りる10年前には森鴎外が住んでたそうだ。
  • 東大は明治時代からそれほど変わっていないらしい。
  • 三四郎池って、漱石の「三四郎」に由来してるのか!
  • 「戻ったのよ。タイムマシンでさ」「タイムマシンっておまえ、どこにあるんだよ」「決まってるじゃん。机の引き出しよ」「ドラえもんかよ」「ドラえもんだよ。知らないよ!あたしも言っててどうかと思ったよ。中卒の言うこと真に受けるじゃねえよ!」「大変ですー、大変ですよ」「なんだよ、のび太」「のび太?」
  • 三四郎賞受賞の可能性が濃厚になってきた「吾輩は主婦である」。「どうすんのさ、スネオ」「スネオ?」ミッチー、スネオか!うける。
  • 吾輩は主婦である」ドラマ化の話に沸く茶の間。「僕は、劇団系かお笑い枠だなー」「リアルなこと言ってんじゃねえよ」レッド吉田そのまんまじゃん、爆笑!
  • 「人間何が幸せって、帰る家があることほど幸せなことってないのよね」
  • ちよこは松山出身なのか!松山弁で話すちよことワガハイがなんかいいな。
  • 「あんたたちさえ越して来よらんかったら、なんにも考えず1人暮らし続けられたんです。古本屋の未亡人で生涯まっとうできたんです。でも今さら、また1人に戻るなんて・・・。だから嫌だって言ったんよ!言ったのに来よるから。来たら来たで楽しいのは分かってたんです。楽しいですよ。にぎやかで楽しいけど。また、いつか孤独になるんです。話し相手は仏壇です。1人でごはん作って1人で食べるのがどんなにつまらへんか、あんたらは分からへんから、そんな残酷なことができるんよ!」
  • ちよこが恋してる疑惑のときに、「もし私がいなくなったら・・・」とちよこが聞いてきたのは、この話の伏線だったのか!
  • 「帰る家があるということがこのうえない幸せだとしたら、おまえがやな書房を手放して松山へ帰るのは、子供たちの幸せを奪う行為になる。たかしやももえ、そして孫たちにとって、帰る家はやな書房しかないのである」うう、泣ける。