吾輩は主婦である #22

またしても、えらくいい話でキレイにまとめたよ〜。笑いもバランスよく盛り込まれてるから、ベタベタにならないところもいいしね。これって、ちよことももえ、ももえとゆかり・めぐみ、2組の母娘問題が描かれてたのね。後半にしてその構成に気がついた。

ももえが置いて行った娘たちは、ちょいワル娘だった。可愛げがないし、まゆみもじゅんも向かいの裕太まで泣かされてしまうし、家計は圧迫されるしで、振り回される矢名家の人々。疲れたちよこは2人を置いて帰ろうとするものの、結局「うちの子」として迎え入れる。

この場面を最初に見たときは、姉妹が実はちっとも堪えてなかったとかそういうオチがくるんじゃないかとナナメに見てしまって別に感動しなかったんだけど、2度目に見たときは泣けた。しかし「回る回るよ時代は回る」は涙を誘うどころか、妙におかしくて笑ってしまったな。エスカレーターを逆走するちよこの動きが、あまりに遅くて!

でまあ、最終的にはももえが娘2人を連れて帰って一件落着するわけだけど、病気だとかなんとか嘘をついてももえを呼び出す場面には大爆笑だった。そのあと一転して、人生を本に例えたワガハイの台詞はこれまた素晴らしかった。こういう緩急が上手いなあ。

ところで、あの子たち矢名家の近くの公立校に転校したんだと思うけど、また元の学校に戻ったのかな?と、細かいところが気になってしまった。

  • 「娘を4649」って小さく書いてある!
  • まゆみには、コウジが山ピーに見えるらしい!
    • ゆかりって大きいのね!
  • ワガハイの書いた小説(途中まで)を読んで感動で泣く小松。
  • ももえの恋人(元恋人?)役で有吉登場!またいい味出してたなあ。
  • 「店長っていっても、いろいろありますよね。キャバクラとか」「ローソンです」「ローソンですか。失礼しました」
  • AVとDVを間違えてるちよこ。
  • 「ももえにとって、母親は日常であり、恋愛は非日常だったということか」「どういうこと?」「18で子供を生んでからずーっと母親として生きてきたんだ。男の前でくらい女でいたかったんだろう」うーむ、これまた名台詞。
  • やすこの携帯でももえを呼び出すワガハイ。「吾輩だ。めぐみが熱を出した。はしかだ。40度だ。死ぬかもしれん」「めぐみ去年はしかやったよ」「なに?え〜、じゃじゃ、ゆかりだ!」「中学生ではしかはないよ」「じゃ、誰がはしかだ」「僕まだだよ」「じゃあ、僕だ、じゅんだ」「でもじゅんのはしかは、ももえに直接関係ないんじゃない」「じゃあ、私でいいわよ」「えー、じゃじゃあ、か、母さんがはしかだ」「でも母さんは、別の病気じゃないと」「うー、じゃじゃ、か、母さんがー、あれだ、うつ病だ!」「うつ病で熱は出ないよ」「じゃ、なんなんだ!」「こっちは悪くないんだから、今すぐ来いでいいんじゃない?」「今すぐ来い、この野郎!」って来たよ、ももえが!あー、このシーン爆笑だった〜!
  • 「大丈夫、のぞみ!?」「のぞみ?」「あ、間違えた、めぐみ!」
  • ももえ母娘の顛末を読んで、ほっとする小松。ちなみに小松がそれ読んでるとき、カウンターに並んで座る男性客がつぼみの一挙手一動を見ていて、笑った。