クロサギ #8

「もうレビュー書かないかも」といってたくせにやっぱり書いてます。

いや、今回は思いのほか面白かったもので。氷柱のウザさもなくなってたし、白石の過去が明らかになったり、黒崎・氷柱の関係と白石・澄子の関係を重ねて描いていたり、最終的に白石と黒崎が組んだり、なかなか見ごたえがあった。ゆかりがいきなり悪役キャラになったのも笑えた。しかも昼ドラっぽいノリで。一体どこの意地悪お嬢様だよ!鶴見辰吾も思った通り胡散臭くて最高だった。

それから、今までせっかく山Pとホマキちゃんが出てるのにちっとも萌えを感じなかったんだけど、ラストの窓越しの会話でようやくキター!「もしお前が本当に俺のこと思ってくれてるなら、俺のこと好きになるのはやめてくれ」の台詞と表情が良かった。「分かった」と言う氷柱の仕草や表情も。

シンデレラの例え話に絡めて、黒崎や白石の置かれた状況を描いたのも上手かったな。「何か事件が起きたとき、例えば犯人が捕まったら、世間は終わったような気になる。でも、被害者と関係者は、永遠に事件の中を生きるの」という澄子の台詞と「テレビや新聞では過去かもしれない。被害者が自分でケリつけるまで、事件は終わらないんだよ」という黒崎の台詞が、深い。

毎回このくらいのクオリティを期待したいよ。いろいろな意味で。