帰ってきた時効警察 #3

「えっ!?真犯人は霧山くん!?」

うーん、うーん、うーん・・・あんまり面白くなかったなあ。クドイ、ウザイ、キモチワルイと3拍子そろってイライラした。なんだろう、テンポが悪いわけではないんだけど、オチまでがすごく長く感じた。

あのシークレットサービスみたいなのは別にいらなかったんじゃない?いつものように事件関係者と総武署の面々だけで話を展開していくほうがいいのに。まったくの部外者が出てくると、せっかくの時効警察の世界が崩れて面白くなくなる。今回は時効になってない事件も付いてきたから、そっちを解決するためにあの「6」と「9」の2人が必要だったんだろうけど、そんなの十文字と蜂さんにでも逮捕させればいいじゃん。そもそもあの2人に逮捕権なんかあるんだろうか・・・?

杉本彩は、なんか気持ち悪かったなあ。思わず名古屋弁が出ちゃうシーンはむしろ普通の人っぽくてよかったけど、霧山くんを誘惑するところなんか全然セクシーに思えなくて気持ち悪かった。プクープクー言ってる霧山くんも、なんか気持ち悪かったんだよなあ。三日月ちゃんがプクーってやるとかわいいのに、不思議だ。しかしオダジョって、場合によってはこうも気持ち悪く見えるとは、やっぱりすごい役者だなと妙なところで感心する。

前シリーズと合わせても私的には一番不評な回だったので、作・演は誰だよ?と思ったら園子温なのね。前シリーズの4話と6話も園子温だったけど、あれは面白かったのになあ。そういえば、プクーちゃんのビデオを見てハマっていく霧山くんとか、プクーちゃんはじめ尾沢ミツコのキャラクターで盛り上がる総武署の面々ってどこかで見たことあるなあと思ってたら、前シリーズ4話でアヤメ旅子のサスペンスドラマにはまるシーンがあったなあ。あれと同じじゃん。でも今回は面白く感じなかったんだよ。

いやー、もう見続けるのやめようかと思っちゃったけど、次回の脚本・演出がケラリーノ・サンドロヴィッチだというので楽しみになってきた。