セクシーボイスアンドロボ #1

いや、面白かったよ!番宣CM見たときはなんか面白くなさそうだったので若干不安だったんだけど、なんのなんの。冒頭からもう木皿ワールド全開だったな〜。初回なので時間が長かったせいか後半ちょっとダレ気味に感じたが、前半のつかみはOKだった。

松山ケンイチが絶妙のオタクくささを放っていていい。宣伝写真とかCMを見たときは正直「気持ち悪いな」と思ってたんだけど、動いてるのを見たらそうでもなかった。街なかで「マックスパーンチ」とか叫ぶ男は連れて歩きたくないが、見てる分には面白い。ニコ1人より、ロボが出てくると明らかに動きが出て面白くなるし、結構愛すべきキャラに仕上がってたのでは。とりあえずLのイメージは払拭したと思う。実際うちのダンナなんかクレジット見るまで松山ケンイチだって気がつかなかったくらい。

ニコ役の大後寿々花は初めて見たんだけど、かわいいな〜。酒井美紀とか池脇千鶴とかいろいろな人に似ているような、でも誰にも似てないような、不思議な存在感。あの声色はさすがに吹き替えなのかな?自分でしゃべってるようにも見えたけど、微妙に口と声がずれてたような感じもしたし。しかし声色を使い分けるのはともかく、人の声も聞き分けられる特技(?)まで持つとは!

浅丘ルリ子の店(?)は、「野ブタ。」の本屋を彷彿とさせるな。ひと粒500円の薬、という小道具がまた「野ブタ。」の演出っぽい。ニコの家の中は、家具とかが妙に懐かしい感じで、これは「すいか」を思い出させる。ああいう柄のタンスって今どきあまり見ないよね〜。ニコのお父さんの役どころも高橋克実の立ち位置っぽかったし。

そういや、ニコのお父さん役は塚本晋也。私はあまりよく知らないけど、塚本さん見たさにこのドラマを見るって人も実際に周りにいるくらいなので、きっとすごいキャスティングなんだろう。

次回もまたロボの愛車シトロエン2CVに乗って活動するらしい。今後が楽しみだな〜。

  • オープニングナレーション、池田秀一か!エンディングのスタッフロール見て気がついたので、もう一度録画を確認してしまったぞ。
  • ときどき出てくるニコの回想シーンの演出が面白い。ストップモーションなのかと思ったら、よく見ると人物がぷるぷる動いてて思いっきりアナログでウケた。なんかリンゴとか回ってたし。
  • 美術協力に、バンダイとかタカラトミーとかアニメージュとか海洋堂とか、ロボットアニメや模型関係の会社が名前を連ねていた。
  • なぜかカレー好きな人々。ニコが作ったのと、ルリ子の部下よっちゃん(岡田義徳)が作ったのとは味が違いそうだなあ。カレー食べたくなってくる。