ヒミツの花園 #11

伏線をひととおり回収して、丸くキレイに収めたなあという感じの最終回。片岡家のヒミツ「父親の盗作問題」はあれだけ引っ張ったわりにあっさり解決して拍子抜けしたけれど。航と月山、田中ちゃんと亮子さんのエピソードも描き足りない感じはしたけれど。小料理屋の謎の男の正体が判明したから、まあいいや。もしや最後まで明かされなかったらどうしようかと思ってたよ。

今回たくみくん(ようやく名前を覚えたぞ)が、陽に対してもみすずに対しても結構まっとうなことを言っていたのが印象的。頭の悪そうなぼんやりした若者かと思っていたら、案外まともだった。たくみに説教されたみすずが陽に謝っていたけど、あのシーンどうせやるなら航にちゃんと謝ったほうが良かったんでは。

さて、そんなことよりも今回はやっぱり堺さんだよ。釈ちゃん相手というのは相変わらずむずがゆい感じがしてしまうのだけど、なんか久しぶりに萌えました(山南さんと明里以来か?)。次男三男四男の策略でウェディングドレスを着せられた月山と告白の譲り合いをする様子はほほえましかった。彼女の手をしっかり握って歩み寄ってきたときは「おお!」と思ったのに、やっぱり月山から言うことになって、彼女の口から出た「大好きです!・・・花園ゆり子が」には本当にずっこけましたよ!

で、月山が“編集担当として”言いたいこと言ってスッキリして、オイオイそれで終わり?かと思ったら、最後にちゃんと航がシメてくれたのでほっとした。微笑みの貴公子は、おっさんくさい衣装を着せられていてもやっぱりかっこよかった。

田中ちゃんと亮子さんは、復縁したんだかなんだか結局はっきりしないまま終わってしまって残念。てっきり真矢さんのウェディングドレス姿が披露されるのかと思ってたのになー。この2人は主役を食っちゃうほどのインパクトだったから、最後は主役にドレス姿を譲った(?)のだろうか。

修は・・・まさかふられるとは。ていうか、みなえさん未亡人だったとは。デートにも応じてくれたから、意外とうまくいくんじゃないかと思ってた。これまた残念だったね〜。

亮子さんが抜けたあとの月刊石仏に、花園ゆり子解散の責任を取らされた(のか知らないけど)チャーミー編集長が月刊石仏に飛ばされていたのは笑った。「悪いことはできない」ね〜。月刊石仏といえば、あのじーちゃん編集者が“ちょいワルじいちゃん”ファッションモデルをやっていたのも笑った。結構似合ってたし。

ところで、陽がオイルをかけてしまった絵は無事だったんだろうか?燃やさなくても、オイルかけた時点で痛んでしまったのでは・・・。それと、陽が赤ん坊のときの絵というのがまたビミョーでしたなあ。本物の赤ちゃんのほうがかわいかったぞ。最後に片岡家のリビングに飾ってあった4兄弟の絵もまたビミョー。なんだか昭和30年代の映画ポスターみたいというかなんというか。まあいいです。