アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読

死んだ安藤(瑛太)の出番が思いのほか多くて驚いたよ。新たに追加撮影したのかな?あのビデオの続きがあったなんて。

さて、連ドラ時代に「実は黒幕ではないか」とあちこちで予想されながらあっさりスルーした安本さん(志賀廣太郎)が、ついに(?)真犯人だった。「やっぱりキター!」思う一方で、安藤のときと同じく「うそだろ、なんかの間違いじゃないの?」と思ってしまったり。うむむ、制作側の思うツボですな。

しかしなんだろね、安本のおやっさんが真犯人だと分かったときの、あの取って付けた感は。犯行動機はおやっさんらしかったけどさ、なんか無理があるというか。雪平(篠原涼子)に知られたからといって、2時間ドラマの犯人みたいに豹変するわけでもなく淡々と語るところがかえって嘘っぽい雰囲気を醸し出していたような。って豹変されてもヤダけど。まあ、今回は妙に雪平を警察から辞めさせたがったりして、それが本気で心配してなのかヘタに探られては困るからなのか、その真意が分からないような感じで描かれていたけども。いつものフェイクだと思ったら、まさか本当に犯人だったとはなあ。

あと雪平のお父さんの事件の真相も明るみになったわけだが、安本さんが犯人じゃなかったのはせめてもの救い。Yってそういえば雪平もそうじゃん、って安本さんが語るまで全然気がつかなかったよ。考えたらすぐわかりそうなのに。

そしてこのネタは映画版へまだまだ続くらしい。ラストのラスト、蓮見(濱田マリ)が急に起き出して「すべて計画通りです」とか言いながら誰かに例の解読データらしきものを渡していたが・・・。どうも真の黒幕がいるようだ。ということは、やはり安本さんが「取って付けたような」犯人だったのも当然なのか。

今回新たに登場した斉木陣(江口洋介)の立ち位置が今ひとつよく分からない。雪平の父を知っていて、雪平の味方のようでもあるし、一方で雪平を見張らせたりもしたし。これも映画を見れば分かるんだろうか?って映画はわざわざ観ないと思うけどな〜。

新たに登場した人物といえば、謎の男・小田切大倉孝二)もいたけど、何そのビミョーな人物描写?と思ったらあっさり死んでしまってこれまたビックリ。彼の出番はこれだけですかい。