白夜行 #10


前回(唐沢のお母さんを殺す場面とか)もかなり泣けたけど、今回はもっと泣けた。特に、笹垣(武田鉄矢)が図書館司書の谷口さん(余貴美子)に亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)のことを話すシーン。
「悪いのは親じゃないですか」と言う谷口さんにも、「人殺す知恵あるのに自首する知恵ないはずがない。人だます計算ができるのに、人の人生想像できんはずがない。最初からあいつらそんなもん分かってやってるんです」と言う笹垣にも、両方共感した。この両方の考え方って、このドラマを見た人がずっと感じていたことなんじゃないかなあ。

それから、「もし共に責めを負う者がおるとすれば、それは私ですわ。あの日、あいつらを捕まえてやれんかった、私です」という笹垣の台詞にも泣けた。あのとき自首してれば・・・みたいなことを亮司も独白していたと思うけど、今さら言っても仕方ないけど、そういうことなんだよなあ。最初に自首してれば、その後も犯罪を重ねずに済んだのに。太陽の下を歩けたかもしれないのに。

典子(西田尚美)が、自分のことに気がついてくれる人が現れたら涙が出るほど嬉しいんじゃない?と言った言葉の通りに、笹垣のノートを読んで涙する亮司がまた泣けた。
それで「笹垣をこんな風に殺しちゃいけない」っていうから、そのままやめるのかと思ったら!一体あの後どうなっちゃうの?