神はサイコロを振らない 最終回


やっぱり402便の乗客は消えちゃったけど、パラレルワールドを匂わせて終わるというオチだったのね。
でも変に奇跡が起きたりパラレルワールドが描かれたりするより、良いしめかただったと思う。亜紀の想像の中で「ひ弱な亭主の尻をたたきながら子育てする亜紀」の姿が映ったけど、あれで十分だ。


それぞれの別れも、劇的な感じじゃなく淡々としていたのがまた良かった。その場面場面でというより、見終わってしばらく経ってからじわじわと泣けてきた。
あ、でもヤス子の指から指輪が消えていたシーンと、菊坊が亜紀に「今の自分のことは忘れてください」と言うシーンはたまらなかったな。


しかし放送前の期待度の割には、イマイチ盛り上がりに欠けたなあ。他のドラマより1週遅く始まったのに1週早く終わっちゃったのは、打ち切りだったんだろうか。なんか無理やり話詰め込んだような、描ききれてない感じも見受けられたので。