働きマン #1

もこみちが意外とはまってた。あの雰囲気が、やる気があるんだかないんだか分からない今どきの新人・田中にピッタリ。原作のイメージ通りというわけじゃないけど、これはこれでいいんじゃないか。

菅野美穂は、番宣で見たときはそうでもなかったけど実際に動いているのを見たらずっと良かった。やっぱりこの人はさすがだな。同じ「働く女」でも、「わたしたちの教科書」のときのメガネ弁護士とはまた違う。

他のキャストも、荒川良々以外はかなり原作のイメージ通りかも。成田さん役が沢村一樹って聞いたときはえ〜と思ったけど、案外よかった。平山あやもマユくんぽい。ああ、あと一番ハマってたのは津田寛治かな。

吉沢悠のシンジは、まあ悪くないけど原作以上に優しい人に描かれすぎなのが気になった。なんかあれじゃ、松方が一方的にシンジを振り回してるみたいだ。原作じゃあシンジだってそれほどいい人なわけではないし。その辺はこれから描かれていくのかもしれないけど。

1巻を読んだのがだいぶ前なので記憶があいまいだけど、ストーリー展開もほぼ原作通りだったのかな。登場人物が画面に向かって自分の考えを語る演出も、まんまだし。でもあれ、実写でやると会話と独白の区別がつきにくいな。そして妙に演劇っぽくなるので、見る人によっては引くかも?

しかしまあ、レビュー巡りをしていると案外評判よくなかったようで。個人的には結構面白かったんだけどな。やっぱりあの働きぶりは、漫画やアニメで見る分にはいいけど実写だと共感を持ちにくいんだろうか。