ひどい話だ

今朝ビックリするようなニュースを目にした。報道内容はどこもだいたい同じだけど、いくつか挙げておこう。

ネットで検索してみたら、非難の嵐。あったりまえだ。いろいろな人がブログに書いているが、やはり「猫に避妊手術をすること=生まれないようにすること」と「生まれてきた子猫を殺すこと」は全く別次元の問題だと思う。

「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである」

というが、「生」とは「性」のことではないと思うのだよ。この人は猫が性交・妊娠・出産する権利は認めていても、子猫を育てる権利は剥奪してんのね。普通は生んだらハイ終わり、じゃないんだよ。生んだら育てるもんだよ。それが「生の充実」ってことなんじゃないのかね?母猫は、子猫が急にいなくなったら必死で探すって話をよく聞くが、もしそういう姿を見てもなんとも思わないのかね。

また、「それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けて」と言ってる割に、その命が尽きるところまで見届けてないじゃないか。崖から突き落とすなんて、無責任で残酷な!それなら自らの手で直接始末をつけるほうがまだマシだ(※別に猫殺しを肯定する意味ではないのであしからず)。

崖から落ちて即死ならまだいいけど、大怪我して弱ったところを他の動物に狙われたり食われたりしながらじわじわ死んでいく場合もあるんじゃないのか?ていうかむしろその可能性のほうが高くないか?そういうことには全く想像が及ばないんだろうか、作家のくせに!

まったく何ねぼけたこと言ってやがるのかこの作家は。アルフィーの坂崎さんの「ネコロジー」でも読んで勉強しろ!と言いたい。

ネコロジー 坂崎幸之助 ノラ猫トイとその仲間たちの物語

ネコロジー 坂崎幸之助 ノラ猫トイとその仲間たちの物語